So-net無料ブログ作成
検索選択

オランダへ行ってみた!その2 ~「真珠の耳飾りの少女」に会いに~ [紀行系]

 本題とぜんぜん別の話で恐縮だが、どうしても今日書いておきたいことがあったので、少々お付き合いを。
 「『もり』の次は『かけ』では、まるでそば屋だ」・・・とはさるTVのコメンテーターの言だが、「森友・加計学園問題」が新たな展開になってきた。前文科事務次官の前川氏が、「総理のご意向」文書は「本物」との雑誌記事掲載、そして記者会見を行った。前川氏曰く 「あったものをなかったということはできない」「公正、公平であるべき行政のありかたが歪められた」・・・まことに簡潔かつ明瞭だ。

 これに対し矢面に立った官邸側がやったことといえば、今や自民党の機関紙であることがはっきりした「読売新聞」を使って、前川氏の風俗店への出入りというプライバシーを暴露したり、天下りの責任を取って次官を辞任した際の経緯に関して「立場にしがみついていた」など、よくアベ氏が嫌う「印象操作」のようなことばかりだ。

 国会で野党は前川氏の証人喚問を要求している。また前川氏もこれを受ける意向だ。政府自民党がなぜこれを拒むのか全く理解できない。疑惑とされているようなことがないのであれば、むしろ「はっきりさせる」恰好の機会ではないか。小生が思うに、大事なポイントはこの二つの問題が「法律的に問題ないか」ではなく、政治・行政が「公正・公平」に行われていたか、ということだ。野党には、最高権力者の政治・行政の私物化としか思えないこの問題の徹底追及を行ってほしい。そして、前川氏の勇気と気骨を讃えたい。ガンバレ、マエカワ!!

・・・ということで、オランダ紀行です。
 キューケンホフ公園からライデンに戻ったのが午後2時半、この時間ならまだデンハーグのマウリッツハイス美術館に間に合うのでは・・・ということで、足を延ばしてみた。

 今回ライデンを中心に歩き回るのに便利だったのが、オランダ版SUICAとでもいうべき「OV-CHIPKAART」だ。これは国内の国鉄、多くのバス、トラム、ときには船まで、たいがいの公共交通機関で利用できるというスグレモノだ。まあ、購入するのに7.5ユーロの手数料がかかることと、利用するのに「最低チャージ残高」の制限があることが難点ともいえるが、使っては圧倒的に便利なのでおすすめだ。

holland2-022.jpg
OV-CHIPKAART(OVチップカード) チャージ式でほぼ何にでも乗れる

 マウリッツハイス美術館のあるデンハーグへはライデンから国鉄で30分ほど。国際司法裁判所がおかれていることで知られている。ライデンに比べるととても大きな町で、建物も「立派」で人も多い。

holland2-001.jpg
黄色い電車はオランダ国鉄のInter City(急行)

holland2-002.jpg
デンハーグの駅もえらくモダン、オランダの駅はどこもスゴイ!

holland2-007.jpg

holland2-020.jpg

holland2-019.jpg
街角のお土産屋さん、木靴の陳列が見事!

holland2-018.jpg
野外のカフェもとても賑やか

 デンハーグセントラル駅からにぎやかな街を抜けて、マウリッツハイス美術館までは徒歩15分ほど。歴史を感じる建築物だが、意外にコンパクトだ。

holland2-017.jpg
美術館の建物は17世紀の建築

 館内に入ってみると、ここは小生が想像する美術館の形式ではなく、古典的な建築の各部屋の壁に「絵が飾ってある」というかたちだ。つまり、美しい建物の中にさりげなく架けてある絵が、いずれも300年~400年もの時を経た名品ばかりという、異色ともいえる美術館だ。

holland2-015.jpg
レンブラント「テュルプ博士の解剖学講義」

holland2-016.jpg

holland2-023.jpg
小生のお気に入り、この表情!

holland2-014.jpg
フェルメール「デルフトの風景」

holland2-013.jpg

 この美術館の目玉といえば、なんといってもフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」だろう。日本で行われる美術展だったら長蛇の列になるのかもしれないが、ここではごく自然に展示してあり、ゆっくりと鑑賞できる。小生は絵にはまったくの素人だが、暗色をバックに、鮮やかなターバンをつけて振り向いた姿勢の少女は、他の古典的なスタイルの絵の中で異彩を放っているように思えた。

holland2-012.jpg
「あの少女」に会えた!

holland2-011.jpg
静物画の作品も素晴らしい緻密さだ

holland2-009.jpg

holland2-010.jpg
葉の上の水玉に注目!

 決して大きくはない美術館だが、素人でもここの収蔵品のレベルは素晴らしく高いことを感じる。また建物も内装も美しく、まさに「宝石箱」と言われていることが納得できる。

 マウリッツハイス美術館からひと足のところに広い公園があり、周辺はカフェで賑わっている。午前中のキューケンホフ公園から歩き続けでいささか疲れたので、ヨーロッパらしく屋外のカフェで一休みすることにした。

holland2-006.jpg
市内の中心部にある公園 向こうには近代的な」建物

holland2-003.jpg

holland2-005.jpg

holland2-004.jpg
カフェのシーザーサラダとクラブハウスサンド、地ビールが美味だった

 ここのカフェで事件がひとつ。ビールをやりながらのんびりしていると、いきなり何かがテーブルの上に落ちてきたと思ったら、サンドウィッチをひとつさらわれていた。カモメの仕業だ。考えてみたらここデンハーグは、さほど海から離れているわけではない。屋外のカフェはカモメにとっては格好の餌場なのかもしれない。さすがにそういつもあることではないらしく、カフェのおねえさんも唖然としていた。(続く)

holland2-008.jpg
川と自転車がオランダの印象

※旅情報
OV-CHIPKAART(OVチップカールト)は、駅の切符売り場で買える。カード代7.5ユーロで、その場で好きな金額のチャージもしてくれる。使いはじめる場合は「Activation」(有効化)という手続きが必要だが、これも申し出れば窓口でしてくれる。
使用中は常にチャージ額の確認が必要だが、駅に黄色と青の機械(下の写真)があり、これで チャージと確認ができる。ちなみに、国鉄に乗る場合は20ユーロ、バスは4ユーロのチャージ額が必要なので要注意、小生も残高不足で改札が開かず、戸惑った。チャージにはVisaかMasterのカードが必要なので、必ず持参したい。
帰国時には購入時と同様に駅の窓口に行けば残金を返金してくれる。(但し残高が20ユーロ以内)カード代金は帰ってこないが、持っていれば5年間は再チャージして使えるらしい。
こう書くと結構複雑なようだが、一度使ってみればすぐわかるし、とても便利であることは間違いない。
holland2-024.jpg
OV-CHIPKAARTのチャージ用端末、カードを押し当てれば残高確認もすぐできる

nice!(2)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

「共謀罪」法案、衆議院通過!~おまかせ民主主義の危険性~ [時事雑感系]

 楽しい「オランダ紀行」を続けようと思っていたところだが、そうも言ってられなくなってきた。「共謀罪」法案が今日、本会議で可決、衆議院を通過した。政府・与党は6月18日までの今国会での成立を目指すという。委員会審議では到底満足な議論がなされたとは思えないにもかかわらず、「30時間を超えた」という理由で強行採決、本会議に向けての議院運営委員会でも委員長の職権で本会議開催を決めたらしい。明らかに数の力にものを言わせた強引な議会運営だ。「自民一強」「安倍一強」の奢りが見える。

 そもそも「共謀罪」法案については、各野党だけでなく、学者、法律家、文筆家、アーティストなど幅広い層の人々が反対の声を上げている。直近の世論調査でも8割近くが「説明が不十分」、「反対」が「賛成」を上回っている状況だ。加えて、ケナタッチ国連特別報告者からは「プライバシーや表現の自由を不当に制約する恐れがある」と記した書簡が総理に送られた。これに対して菅官房長官は「書簡の内容は不適切」として外務省を通じ抗議したらしい。国内だけでなく国際機関の声にも耳を貸さずに、なぜそれほど成立を急ぐのか。全くもって疑問だ。

 共謀罪の問題に関しては、保守的な立場の人々からの批判も出ている。漫画家の小林よしのり氏は法務委員会での参考人質疑で、「共謀罪の非常に危険なところは、ものを言う市民が萎縮し、民主主義が健全に成り立たなくなることだ。」と懸念を表明した。小生も全くそう思う。最近よく売れているという、ジョージ・オーウェル氏の「1984」という空想小説の世界を彷彿させる、全体主義の監視社会が現実のものになろうとは、当のオーウェル氏も「びっくり仰天」だろう。

  話は変わるが、昨年12月に採択された国連総会決議に基づいて、今年3月に第1回交渉が行われた核兵器禁止条約の草案が公表されたという。草案は前文で「核兵器使用の被害者、ヒバクシャの苦しみに留意する」としており、まさに唯一の被爆国である日本が交渉の先頭に立つべき場面であると思えるが、日本政府はこの国連決議に反対し、条約交渉への不参加を表明している。

 100カ国以上の参加で行われている交渉は、第2回が来月15日から3週間程行われ、7月上旬の閉幕までに核兵器を法的に禁止する初めての条約案が採択される見通しだという。画期的なことだ。核兵器の悲惨さを現実に体験している日本が足並みをそろえるべきなのは、どう見ても交渉に参加しない米国をはじめとする核兵器保有国の方ではないだろう。「核の傘」という前時代の遺物にいままた戻ろうという核保有国の身勝手が地球を救うことは決してない。

 実体が全くわからない「特定機密保護法」、憲法違反・立憲主義否定の「戦争法」(安保法制)、そして超監視社会をもたらしかねない今回の「共謀罪」だ。そして一方では、国際的にも日本の参加が求められている「核兵器禁止条約」への不参加だ。小生の感覚では、多くの国民が求めないことをごりごりと推し進め、多くが望むことにはそっぽを向いているように思えてならない。

 一体この政権は社会をどこに引っ張っていこうとしているのだろうか。そして、社会は「誰のもの」だと考えているのだろうか。「おまかせ民主主義」という言葉があるが、おまかせしてしまったことのツケは、必ず民にはね返ってくることを肝に銘じておかなければならない。


nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

オランダへ行ってみた!その1~チューリップの「聖地」? キューケンホフ公園~ [紀行系]

holland1-006.jpg

 何年か前に連れが東京のオランダ大使館で「本場の」チューリップを見てきた。そのころから「オランダへ行ってみたい!」と盛んに言っていたが、小生は「まあいずれそのうちに・・・」などと気のない返事をしていたものだ。なにせオランダのチューリップは3月下旬頃から5月中旬くらいまでと、まさに期間限定で、なかなかチャンスがなかったが、今年はGW後半から少し時間がとれたので「なんとかまだ開花時期に間に合うだろう・・・」ということで行ってみることにした。

 成田からアムステルダムまでは約10時間、1年で7週間しか開園しないという「キューケンホフ公園」へのアクセスと、割と静かなところということで、宿泊先はスキポール空港から電車で30分ほどのライデンという町に決めた。

holland1-022.jpg
ライデン駅、ものすごくモダンなデザイン

holland1-000.jpg
ホテルは駅の正面、これは便利だった

holland1-001.jpg
部屋の窓からは駅前バスターミナルと電車が見える。オランダは自転車が多い

 めざすキューケンホフ公園は、ライデン駅からバスで30分くらいだが、開園期間中、日中は大変な混雑になるようなので、朝一番のバスで向かうことにした。バス乗り場は目の前で、このホテルの選択は大正解だった。

holland1-021.jpg
キューケンホフ公園の入口、もう開門待ちの行列ができている

 9時の開門を待って入場したが、この公園、なにしろ32ヘクタールの敷地に森があり、川が流れ、そこの700万株のチューリップが植わっているというのだから、まさに桁外れだ。ちょっとやそっとでは歩ききれるものではないが、趣向を凝らした植栽に、つい時を忘れて4時間以上も歩き続けてしまった。

holland1-020.jpg

holland1-017.jpg

holland1-019.jpg

holland1-023.jpg
なんと黒いチューリップだ!

holland1-016.jpg

holland1-018.jpg
園内の一角には風車があり、展望台になっている

holland1-015.jpg

holland1-014.jpg
園内には八重桜も!Japan Garden だそうな

holland1-013.jpg
圧倒的なボリューム!

holland1-012.jpg

holland1-011.jpg

holland1-010.jpg
他の花も上手にあしらって、目を飽きさせない

holland1-009.jpg

holland1-008.jpg

holland1-024.jpg
川の流れのように・・・

holland1-007.jpg
森の木々と水とチューリップのハーモニーがすばらしい

holland1-005.jpg

holland1-004.jpg

holland1-003.jpg

 お昼を食べることも忘れて歩き回ったが、あまりにも広大すぎて到底全部を回ることはむずかしい。それでもいちおう見どころは押さえられたようなので、切り上げることにした。しっかり歩いていささか疲れたが、圧倒的な花に囲まれて、Happyなオランダの観光第一日目だった。

holland1-002.jpg
公園内の休憩スペースは来園者でぎっしり、国籍もさまざま

※旅情報
・キューケンホフ公園へはライデン駅からバスで30分くらい。チケットは「バス往復」と「公園入場料」込みの「コンビチケット(ひとり24ユーロ)が便利。インターネットで購入できる。
・利用したホテル ibisライデンセンター ツインルームで1部屋1泊12,000円くらい(朝食別15ユーロ)清潔で快適だが、湯わかしポットと冷蔵庫がないのが残念。

nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感