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森友学園問題の流れが変わった!~「政治家のウソ」と「権力の影」~ [時事雑感系]

 昨日(3/16)昼食に立ち寄ったやきそば屋のご主人から、いきなり声をかけられた。「だんだん面白くなってきましたねえ・・・」何のことか?と思ってふと主人が見ていたテレビに目をやると、やっていたのは「森友学園問題」だった。この問題、連日新しい情報が出てきて、トップニュースで報道されている。来週には籠池元理事長の国会証人喚問が行われるらしいから、まだまだ目が離せない。

 ところでこの問題、最近になって風向きが少し変わってきたように思う。それは、国会での追及の矛先が稲田防衛大臣に向く中で、いくつもの「事実と異なる答弁」(=ウソ)がされたことで、「事件」の一番の「悪役」が籠池夫妻から、政治家の方に移ってきたように見えることだ。籠池夫妻はむしろ「裏切られた人」であって、ひたすら籠池氏との関係を隠そう、隠そうと必死な政治家の汚さに目線が移ってきたようだ。認可や土地取得の異常さもさることながら、そこに関わっている政治家の「人としてのありよう」が注目されるとしたら、これはこれで結構なことだ。

 まあ「ウソをついたことのない人はいない」と言ったら言い過ぎかもしれないが、たいていの人は時には小さなウソをつくことがあるだろう。それは大概、人間関係を壊さないためであったり、場の空気を悪くしないためであったり、言うなれば「よかれと思ってつくウソ」で、要するにものごとが円滑に回っていくための「方便」と言えるだろう。

 ところが、この問題では、自己保身のためとしか思えないウソが国会の場で再三にわたってつかれている。それも、こともあろうに閣僚からだ。いまさら憲法を持ち出すまでもないが、「国会は、国権の最高機関であって、国の唯一の立法機関」であり、そこに所属する国会議員が行う政は「国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使」するわけだから、その立場にあるもののふるまいや発言には自ずから重大な責任が伴うと思う。

 それが今回の騒動では、あろうことか自身が法律の専門家であるはずの「弁護士」である閣僚までが、平気で「記憶違い」というウソをついている。あまりにも国会を軽んじている話だ。まあ、人間だから記憶は時間とともに薄れるものだし、とくに小生などと違って多くの方々にお会いしたりする政治家であれば、すべての人物を覚えていることも難しいだろう。

 しかし今回の防衛大臣氏の「物忘れ」はどう見ても合点がいかない。古くから見知った人がこの大騒動の渦中いれば、普通ご自身の記憶は蘇ってくるだろう。もしそんなことも「思い出せない」のであるなら、この国の安全保障を担う立場にいていただくのはあまりにも不安だ。また、そういう人物をポストに据えた総理の「任命責任」も問われるべきだ。そういえばアベ氏も「会ったこともない」「もし関わりがあれば政治家をやめる」というような啖呵をきっていたが、こちらも「記憶違い」ということはないだろうか。

 「森友問題」は連日新しい話題続出で、ワイドショー的にはみんな興味深く見ているが、実はとてつもなく大きな問題をはらんでいると思う。というのは、今回の問題の構図は、これまでのいわゆる汚職事件とは全く違い、「権力の影」が引き起こした問題だと思えるからだ。おそらくいくら調べても、賄賂(金銭の授受)を伴うような口利きの事実などは出てこないのではないかと思う。

 そこにあるのは、権力者とそこにつながる人々の意向を汲んで、巧妙に法律の隙間を縫って行われた、大がかりな「便宜供与」なのではないか。もし官僚が忖度して、学園側に便宜をはかることで「何らかの利益」を期待したとしても、権力の中央にいる人々の違法性を追及することはできないだろう。「相手が勝手にやったこと」だからだ。

 しかしこの権力者の「犯罪ではない犯罪」に小生たちが審判を下すことはできる。それはいま権力の中央にいる人々がどんな人々で、何をしてきたのか、何をしようとしているのかをしっかり見極め、忘れないことだ。そしてそのことを「選挙」という国政参加の機会にちゃんと生かすことだ。

 今回の問題、小生は当初、小学校の認可取り消し~学校法人倒産と一部の官僚、大阪府関係者の処分くらいで幕引きされてしまうのではないかと思っていたが、想像以上に大きな関心を集め、メディアでも長期間にわたって取り上げられ続けている。この分ではまだしばらくは「幕引き」となる気配はなさそうだ。加えて、今回のこととよく似た事案も登場している。それは岡山市を本拠とする学校法人『加計学園』グループが運営する岡山理科大学の問題だ。

 この学校法人は愛媛県今治市に獣医学部を開校する予定で、すでに工事も進められているようだが、今治市はその学校用地として16ヘクタール、およそ36億円相当の市有地を無償で譲渡し、さらに校舎建設など施設整備費約192億円についても半額の96億円を公費から拠出するのだという。

 ずいぶん異例と思える「サービス」だが、問題はこの学校法人グループの理事長氏は、安倍首相が学生時代に米国留学したときのクラスメートで、いまもゴルフ仲間という、いわゆる昵懇の間柄なのだということだ。この学部の開設にあたっては、獣医師団体などの意向もあって、ほぼ半世紀も学部の新設がなかったものが、安倍内閣になってから「国家戦略特区」の特例が決まり、にわかに新設が認可されたのだという。

 このことも、「権力の影」が引き起こしたことなのか、どうなのか。なんともわからないが、小生には「なんだか同じにおいがする」ように思えてならない。あまり疑り深いのもよくないのかもしれないが、安倍氏の政権は「オトモダチ内閣」と言われてきたように、どうも権力を私物化しているように見える。各メディアにはぜひとも「森友問題」を一時の「お祭り」にしないで、権力中枢にいる人々の見張りをしっかり務めていただきたいと思う。

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