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報道機関の役割が問われる~森友学園の闇に挑め!~ [時事雑感系]

 マスメディアでは文字通り連日、金正男氏の死亡にまつわるあれこれが報道されているが、情報が明らかになるにつれて謎はむしろ深まってくる感じだ。生前、ときおりメディアに登場していた姿は、どうみても円満そうで、「このひとが指導者になっていたら、あの国の今はどうだったろうか・・・」と考えると、どうにもやりきれない気持ちだ。まあ、ことはそれほど単純ではないのかもしれないが、希望のひとつが潰え去ったことは間違いない。とても残念な気持ちだ。

 さて、マレーシアの事件もさることながら、目を離すことのできない国内の話題がある。大阪の「森友学園」の小学校用地取得にかかわる疑惑だ。こちらも次々に情報が出てくるにつれて、「異例ずくめ」の実態が明らかになり、素朴な気持ちとして「何かおかしいのでは?」という疑念が深まってくる感じだ。加えて森友学園が経営している幼稚園の「異常な」教育内容も明らかになってきた。近頃は、報道機関が一部を除いて「権力を持つ側」に妙に遠慮がち、もっと言えば「萎縮している」ように見えるが、ぜひこの問題にあたっては腰砕けになることなく、報道の役割を十分に果たしてほしい。

 このことにはあまりにも多くの疑問点があって、小生もアタマの中が整理しきれていないが、小生なりに考えての問題点は次のようなものだ。

◆その1:用地の実質取得金額はどうみても低すぎる。また、取引の経過も超スピードで、国有地払下げの手続きとしては、異例中の異例だという。いろいろな経緯があるようだが、結局ははじめから学校法人に「用地の提供」に近いような価格で「すみやかに」土地を渡したということではないのか。国が関与した取引がこんなにも購入者の便宜を優先して進められることは、やはり「権力者」サイドの影響があると見るのが自然だろう。もし本当にそうなら、財務省や国土交通省の姿勢は大いに問題だ。

◆その2:森友学園(理事長)と安倍夫妻(やその周辺の人々)とのつながりには疑念を抱かざるを得ない。そもそも寄付金集めや「名誉校長」就任にあたって、当人の承諾を得ないことなど全く考えられない。ましてや一国の総理大臣夫妻だ。もし理事長がそんなことを歯牙にもかけない人物だとしたら、それはそれで尊敬に値するが、世間の常識ではありえない。理事長氏は安倍氏の強力な支持母体である「日本会議」のメンバーだという。安倍氏は国会質問で強く否定していたが、このときの「むきになった」姿こそ、小生には「何かあるな」と思えてしまう。

◆その3:森友学園が行っている教育の内容については、大いに疑問だ。いくら私立の幼稚園とはいえ、その教育内容は最低限この国のルールに従ってなされるべきではないか。それはつまり「教育基本法」に則ってなされているかということだ。第一次安倍政権でずたずたにされてしまった教育基本法だが、それに照らしても大いに疑問なのが、この学園の実態だ。
 森友学園が経営する幼稚園では日常的に「教育勅語」の暗唱が行われているという。このことだけでも驚きだが、昨年の運動会で行われていたという園児の選手宣誓の中身を知って小生はぶっとんでしまった。

<以下、ハーバービジネスオンライン 菅野完氏の記事より引用>
「宣 誓」
 あついあつい夏がすぎて、ぼくたちわたしたちの待ちに待った、平成27年度 秋の大運動会がきました。
 先生と、お友達と、一緒になって、おけいこをした、おゆうぎ、音楽、体育、かけっこなど、今日一日、頑張ります。
 おじいちゃん、おばあちゃん、おとうさん、おかあさんの前で、褒めていただけるよう、全力をつくします

 大人の人たちは、日本が他の国に負けぬよう、尖閣列島・竹島・北方領土を守り、日本を悪者として扱っている、中国韓国が、心改め、歴史で嘘を教えないよう、お願い致します。
 安倍首相、ガンバレ! 安倍首相、ガンバレ!
 安保法制国会通過よかったです!
 僕たち、私たちも、今日一日、パワーを全開します
 日本ガンバレ!えいえいおー!”
【引用終わり。出典:塚本幼児教育学園「思い出の宝箱」より】
<以上引用>

 前半分は至って普通だ。ここまでなら誰も疑問には思わない。後半についてはもう目が点だ。幼稚園児に「尖閣」「竹島」「安保法制」とは。こんな教育がこの国の中で行われていたとは、恐ろしい限りだ。そしてなんといってもかわいそうなのは園児たちだ。おそらく意味もわからないことを「言わされて」いるわけだが、一事が万事、日々の教育についてもむちゃくちゃなことが行われているにちがいない。ヘイト丸出しの手紙や、「汚物持ち帰り」など、信じられない実態が伝えられているが、氷山の一角だろう。
 安倍夫人は、こういう教育を行っている人物が「すばらしい教育理念をお持ち」と思っておられるようだが、もし本当にそう思っているなら「あなたもやっぱり!」だ。

 この問題については「おかしなこと」が他にも山ほどあるようだが、書いているときりがないので、そろそろ切り上げよう。要はこのことのような国家権力に近い部分で起こっている様々な問題について、メディアは萎縮することなくしっかり伝えてほしいということだ。折しも米国ではトランプ氏が彼の目がねにかなわないメディアの排斥を行っているようだ。これまで民主主義の旗手と自他ともに認めてきた米国にしてこのありさまだが、これは決して遠い国のことではない。安倍氏のこの間のふるまいを見るにつけ、この国も同様な心配をしなくてはならないのでは・・・と不安になる。民が国を率いるためには、民がしっかりとした情報に基づいて、考え、判断することが不可欠だ。そのために果たすべきメディアの役割は明らかだろう。もう決して「大本営発表」の時代に戻りたくはない。 
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tamara

森友学園事件の問題は、マスコミにはねばり強く、落ち着いて、最後まで追求する姿勢を見せてほしいです。私たちの税金がこんな風に一私人に流用される仕組み、森友学園の教育の在りように今の首相の思想が強く結びついていること、これは本当に絶対に見過ごしてはいけない事件だと感じています!
by tamara (2017-03-10 00:21) 

jmh

日を追って様々な事実が明らかになってきていますが、政権を追い込めるような決定的な証拠には程遠いのが現状ですね。しかし、ひとりの市議が投じた一石がこんなにも長期間ニュースのトップを占めるような大きな波紋をもたらしたことは価値があります。権力者とそこに連なる人々の、まさに国民の財産も国の将来さえも私物化するような振る舞いが、深く、静かに行われていることを、メディアは粘り強く、しつこく、本質を見失わずに追及していってほしいと思います。
by jmh (2017-03-11 21:15) 

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