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壮大な「親バカ」か?~トランプ氏のあきれた公私混同~ [時事雑感系]

 トランプ大統領によるイスラム圏7カ国の入国禁止問題は、シアトルの連邦地裁がすぐさま大統領令の一時差し止め決定を行い、これを不服とした政府の連邦控訴裁への提訴も却下された。これによって7カ国からの入国は可能になり、当面混乱は収まったようだが、控訴裁の最終判断はこれからであり、さらにはワシントン地裁、ホワイトハウス双方とも連邦最高裁まで争う意向を示しているようで、まだまだ目が離せない状況だ。

 いずれにしても、今回の騒動で見えてきたのは、米国では「法の支配」「司法権の独立」がしっかり機能しているらしいということで、これは最近やたらと「長いものに巻かれて」しまうようなどこかの国の裁判所とは筋金の入り方が違うように思える。

 それにしても、この問題のさなかでもトランプ氏の支持率は半分くらいを維持しているとは驚きだ。この数字を見ると、大統領選の結果は残念ながら妥当なものだったと思わざるを得ないが、このような形で国民同士が真っ向から敵対するような状況を作り出すことに、いったいどんな利点があるのだろうか。良きにつけ悪しきにつけ「和をもって尊しと為す」国の住民である小生にはどうにもよくわからない。米国という国がなんとも不思議な国に思えてくる。

 トランプ氏関連のことでは毎日驚かされっぱなしだが、今日(2/9)のニュースでは「びっくり」を通り越して、最早あきれてしまった。長女イヴァンカさんが立ち上げているファッションブランドについて、さる高級デパートが取り扱いを中止すると発表したことに対して、得意のツイッターで「ご不満」を表明したという。トランプ氏曰く「娘のイヴァンカはノードストロームからとても不公平な扱いを受けた。彼女は素晴らしい人物だ。いつも私に正しいことをするよう促してくれる!ひどいことだ!」とのことだが、これを親バカと言わずしてなんと言うだろう。

 デパートの販売中止の理由は「売上不振にある」という。「ビジネスマン」であれば、「売れてなんぼ」ということはわかるだろうし、不振の原因はおそらくこれまでのご自身の発言や大反発を受けている大統領令にあると思うのが自然だろう。いわば「身から出た錆」ではないか。たしかに娘さんは「素晴らしい人物」かもしれないし、「正しいことをするよう促してくれる」かもしれないが、全く個人的な話だ。こんなことで大統領の公式アカウントまで利用したとなると公私混同も甚だしい。「一流のビジネスマン」の看板が泣きはしないか。

 このことについてホワイトハウスの報道官は、デパートの決定を「イヴァンカの名の下でのトランプの政策に対する直接攻撃」と批判したというからこれも驚きだ。どう見てもいいがかりとしか思えないが、まわりを同じような考えの「お友だち」で固めているのだとしたらさもありなんだ。これはどこかの国のリーダーにもよく似ているかもしれない。

 こんな中、安倍総理は、世界に先駆けてのトランプ氏との会談に向けて米国に出発するらしいが、ゴルフ外交で一体どんな話をしてくるのだろうか。欧米各国の指導者はこの間のトランプ氏の動きに対して慎重な態度を崩していないように見える。会談の中身もさることながら、トランプ氏との親密さをアピールするようなビジュアル的なメッセージの方が心配だ。トランプ氏にとってはこのタイミングで「有力同盟国」のリーダーとの蜜月ぶりを披露できることは喜ばしいかもしれないが、この国にとってはどうか。安倍氏におかれては、くれぐれもはしゃぎすぎず、「節度ある」態度で臨んでほしいものだ。

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