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長崎市長射殺事件その後 [時事雑感系]

「何ということだ・・・」というのが、現時点の感想だ。
伊藤長崎市長射殺事件で、昨夜、その一報を聞いたときには、市長選の最中であったことと、これまで氏が実践してきた強い反核への思いに根ざした行動・発言から、政治的背景のある事件と感じた。また、伊藤氏の前の市長、本島氏が「天皇の戦争責任」に関する発言が原因で、右翼団体構成員に銃撃され重傷を負った事件の記憶も、そう感じた大きな理由だ。

しかし事件の実態は全く異なるようだ。おそらくは市長が知る由もなかった、一市民と市との間のトラブルというのが、現時点での事件の原因らしい。全く言葉もない。
もうひとつあきれたのは、事件直後の安倍総理のコメントだ。曰く「捜査当局において厳正に捜査が行われ、真相が究明されることを望む」・・・市長という公職にある者が、選挙期間中に凶弾に倒れたのだ。詳細な情報がなかったことを割り引いても、余りに中身も情もない発言だ。とっさの場合に何の思いも伝わってこない言葉しか発する事のできない人は、やはり何の「思い」もない人なのだろうかと思ってしまう。

かつて伊藤市長は、国連で「核と人類は共存できない」との演説を行った。そして、米国を中心とする国々の核保有の正当化に異を唱え、すべての核の廃絶が国際平和への唯一の道である事を主張してきた。唯一の被爆国の被爆都市の首長として、全世界に伝えたいメッセージはまだ限りなくあっただろう。そう思うと本当に残念でならない。

長崎市長選には氏の思いを受け継ぐ形で、娘婿となる方が出馬するようだ。ぜひ世界の中でのナガサキを風化させることなく、新たな平和へのとりくみを進めてほしい。それこそが伊藤氏の無念の思いに応えることになるのではないかと思う。

余談だが、米国の銃乱射事件ともからめての、TVのコメンテーター(誰だか不明)氏の見事なフレーズを紹介しておきたい。
「銃と市民社会は共存できない」


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コメント 3

佳那美

暴力団と談合していた極悪市長が射殺されたのは当然のことである。ポストを独占して権力をふるいまくっている凶悪犯には天誅をくだすしかないのである。日本では自民党独裁政権が続いているため、どんなあくどい犯罪をやっても公務員は捕まらないで平然と優雅な犯罪人生を送っている。地方自治体の長は罪のない人々を強制的に監禁虐待したあげく強制的に殺害したりして、市長や知事どもだけは平気で凶悪犯罪のうえにあぐらをかいている。四男汚職や出張汚職を続けている極悪都知事にもぜひとも天誅をくだしてほしいものである。
by 佳那美 (2007-04-19 06:24) 

opi

いかなる理由があるにせよ、暴力で言論を封じ込めることは許されるべきでない。ましてや命を奪うなんてもってのほかである。

国民一人一人の人権が尊重される状態を作り出すこと(自分の権利が守られると言うことは、自分が他の人の権利を守ることが前提。)が、国や政治の目指すところである。また、政治家を含め公務員は「全体の奉仕者」である。仮に政治家や公務員が「国民全体の権利」ではなく「自己の権利・権益」を追求するようであれば、それは言論によって正さねばならない。

統一地方選真っ盛りであるが、我々有権者はその点をしっかり踏まえ投票に向かうべきである。
現状の社会に不満があれば、それを「言論」という形で表し、より良い方向に変えていくべきである。選挙はその最大の表現手段である。

私も「銃と市民社会は共存出来ない」と考える。
by opi (2007-04-20 22:44) 

jmh

佳奈美様
コメント拝見しました。
小生は、上記opi氏と同じく、民主主義社会に生きる上で、言論は(それがどのような趣旨であれ)尊重されるべきだと考えています。
あなたがどのような情報に基づいて、コメントのような主張をされているのか不明ですが、私たちが永年の叡智により創りあげてきた民主主義社会は、「人権の尊重」を基礎として成り立つものであり、人の命を絶つ事は人間にとって最大の人権を奪う事です。この点で問答無用の暴力による殺人(これをテロという!)などは、決して民主主義とは相容れないものだと考えます。
私が感銘した言葉を以下に記しておきたいと思います。フランスの思想家、ヴォルテールの言葉だったと思うのですが・・・。
「私はあなたの主張には全面的に賛成できない。しかしあなたがその主張をする権利を、私は命をかけて守りたいと思う」
by jmh (2007-04-22 22:38) 

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