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オランダへ行ってみた!その4~風車の村キンデルダイクとライデンの街~ [紀行系]

 本題に入る前にちょっとだけ・・・。
 以前このブログにも書いたが、フィンランドで現地在住のガイドさんと話して感銘を受けたのは、フィンランドの人たちが政治や社会制度を考えるときに一番大切にするのは「フェアかどうか」だ・・・ということだ。国会が閉幕してもなお連日取り上げられている「加計学園問題」では、文書やメール、発言が「あった」とか「なかった」とかが問題になっているが、状況的にはどうみても、国政を動かす立場にある人と親しい人物への「えこひいき」があったとしか思えない。これはまさに「アンフェア」なことだろう。小生は政治や行政はまず「公平・公正」が第一だと思っている。それは「適法・違法」以前の「社会倫理」の問題だと思う。それともこの国では「フェアかどうか」はさして重要な価値観ではないのだろうか。今この国で起こっていることについて、フィンランドの人の見解を聞いてみたいものだ。

 さて、前置きはこのくらいにして・・・。
 オランダは海よりも低い土地を活用するため「風車」で水をくみ上げている・・・と昔地理で習った。まさに風車がオランダの風景の代名詞になっているが、今では実際にはあまり見かけることはない。そんな中、昔からの風車が相当数現存している村があると知って行ってみた。村の名前は「キンデルダイク」、ライデンよりさらに南のロッテルダムからバス、または船で行けるという。せっかくの機会なので、船で向かうことにした。

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ロッテルダム駅のデザインには仰天!

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ロッテルダムは近代的な大都会だ

 ライデンから快速(Inter City)で約30分、ロッテルダムはアムステルダムに次ぐオランダ第二の都市だそうで、駅はとてつもなくモダンなデザインで大きい。駅前にも高層ビルが立ち並び、古風な印象のライデンとは大違いだ。駅から港まで歩いたが、まるで東京の街を歩いているような気分になった。

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ロッテルダム港の船着き場、このかっこいい船がキンデルダイクへの定期船

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ビルも橋も個性的なデザイン

 ロッテルダム港からキンデルダイクへは約40分くらい、ここでもOVチップカールトが使えた。船着き場から風車エリアへは歩いて5分くらい。この日はあいにく今にも雨が落ちてきそうな天気の上、持参した衣類をすべて着込むような気温(10度くらい?)だった。

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風車エリアの入り口付近にあるのは観光船?

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風車エリアへはこの道を延々進む。思ったより広いなあ・・・。

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 まっすぐな道を延々歩いていくが、風車はかなり点在していて、到底全部を見て回ることはできそうにない。雨模様の天気と予想外の寒さで、とりあえず10個くらい目にしたところで「もういいかな・・・」となってしまった。帰りの船にちょうどいい時間になったので、船着き場に戻ることにした。

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船着き場のすぐそばにあったお家、ヤギや羊が草を食んでいる。なんとものんびりした風景。

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帰りの船がやってきた

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ロッテルダムの港から駅へはトラムで。この街もトラムが便利

 キンデルダイクを早々切り上げたので、ライデンに戻って市内を歩いてみることにした。大都会のロッテルダムと比べるとライデンは町中に古い建物や伝統的な橋が残っていて全く対照的。とても癒される街並みだ。

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昔ながらの跳ね橋も残っている holland4-008.jpg

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運河と伝統的な建物、これがライデン

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運河につくられたカフェも賑わっている

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石橋の上にもカフェ

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「あかり」のお店、きっと昔はランプ屋さん?

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チーズはオランダの名産品、陳列が素敵

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名車キャノンデールの「実用車」!さすが自転車大国!

 大都会のロッテルダムからから戻ってきてみると、ライデンの古き良き街並みの素晴らしさがよくわかる。町も大きくないので、歩くのにも最適だ。風車村はお天気もいまいちな上に、広すぎてちょっと中途半端な観光になってしまったが、ライデン市内をじっくり堪能できてHappyな一日になった。

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ライデンにも風車があった!
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民主主義を殺すのか?~「共謀罪」法成立~ [時事雑感系]

 この国の歴史上たぶんトップクラスの悪法が成立した。法の中身は言うに及ばず、ひどかったのは成立の過程だ。法務委員会審議を打ち切り、いきなり本会議での強行採決。こういう方法があるとは知らなかったが、これはよほどの緊急事態を想定しての方法ではないのか。審議をするたびに疑問点が湧いてくる、質問をする度に答えになっていないような答弁がなされる、世論調査でも多くの国民が反対もしくは疑問を感じている・・・そんな法律をなぜこうまで急いで成立させる必要があるのか。「加計問題封じ」のために「熟議の府」参議院をないがしろにしたとしたら、到底許せない暴挙だ。これはもはや民主主義ではなく、専制政治だ。

 そもそもこの法律、何をめざしてのものなのか。「テロ等準備罪」新設法というが、これがテロ防止に役立つとは到底思えないし、パレルモ条約締結に必要不可欠というわけでもなさそうだ。まして国連条約締結を理由に挙げながら、国連機関の専門家からの助言に聞く耳を持たないなど、矛盾そのものだ。唯一考えられるのは、多くの人々が指摘しているように、「物言う国民の口封じ」あるいは「政権批判をしにくい空気づくり」か。だとしたら、この政権は民主主義を殺そうとしている。民主主義の最大のキモは決して「多数決」ではなく「多様な意見の尊重」だと思うからだ。

 かつてドイツではワイマール憲法下でナチズムが台頭し、ヨーロッパ、そして世界を戦火に巻き込んだ。ときに民主主義はそのシステムの下で全く相容れない政治体制を育ててしまうことがあるということだ。この間、安倍政権が為してきた「仕事」、つまり「特定秘密保護法」や「戦争法」、そして今回の「『共謀罪』法」などを見てくると、この国の民主主義は「だいじょうぶなのか?」と思ってしまう。とんでもない世の中が音もなく(・・・いやもうすでに大きな音を立てて・・・)近づいてくるような、もうすぐそこまで来ているような気がしてならない。

 これで外堀を埋めた安倍政権は、いよいよ本丸である「改憲」への歩みを早めると言われている。どのような悪法が作られようが、最終的に小生たちを守るのが憲法に他ならないと思う。逆に考えれば、憲法が変えられたときが本当に国の姿が変わるときといえよう。憲法論議には、「押しつけられtた」「時代に合わない」「世界情勢が変わった」等々様々な意見があるが、少なくとも70年以上、この国の平和と繁栄の礎となってきたことは確かだし、憲法を変えなければできないことや憲法がじゃまをしてできないことがあるとも思えない。まして、今回の「共謀罪」法のように、ルールを無視することをなんとも思わない人々に、最高のルールをゆだねることはできない。今度こそ本当に民主主義のチカラが問われることになる。うなだれたり、縮こまったりしている場合ではない。
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オランダへ行ってみた!その3~水郷の村 ヒートホールン~ [紀行系]

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 さる旅行会社のパンフレットに、「オランダのベニス」といわれる水郷の村が載っていた。人口2500人ほどのこの村は、水路沿いに家があり、村の交通は船か徒歩・自転車だけ、自動車は乗り入れできないという。しかも家は茅葺きというからなんとも旅情をかきたてるところだ。しかしながら泊まっているライデンからは、電車・バスを乗り継いで3時間以上はかかるらしく、英語もろくに話せない旅人にはなかなか敷居が高い場所だが、せっかくの機会なので行ってみることにした。

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まずはライデンからアムステルダムへ お昼頃の到着をめざす

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「Inter City」の車内、広く快適だ 急行料金はかからない

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車窓の風景 やや時期が遅かったせいか、見事なチューリップ畑は珍しい

 アムステルダムからは、Steenwijk(ステーンウェイク)まで行ってバスに乗り換えるというルートをネットで調べていたが、ステーンウェイク行きの列車が見つからず、やむなく第2案、Zwolle(ツヴォレ)まで行ってSteenwijk行きのバスを探し、途中のヒートホールンで降りることにした。これが思わぬ事態を招くことになった。

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Zwolleまではスプリンター(各駅停車)だ

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Zwolle駅のバス乗り場

 Zwolle駅のバス乗り場を見つけて行ってみると、Steenwijk行きのバス路線はあるらしいが、なぜか待てどもやってこない。バス停にいたアジア系の女性二人組に聞いてみたところ、やはりヒートホールンに向かうという。どうも途中のバスターミナルで乗り換えが必要らしい。いやはや、これでなんとか向かえるとホッとしたのもつかの間、今度はバス会社の人がやってきて、何事か説明を始めるではないか。ちんぷんかんぷんだが、どうもただならぬ気配。先ほどのアジア女性に聞いてみると、予定のバスに何かアクシデントがあったらしく、これから臨時バスを用意するのだという。いつ出発できるかはわからないというがもう待つしかない。この時点で、もうお昼になってしまった。

 待つこと30分ほど、ようやく到着した臨時バスを運転しているのは先ほどのバス会社の女性だった。このドライバーさんが猛烈なスピードでバスを操り、乗り換え場所に到着した。

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乗り換えバスターミナルのZwaltsluisという港町

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乗り換え待ちの時間があったので、付近を散策 なにやら中世の町雰囲気が残っているような・・・

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ようやくやってきたバス、これに乗ればヒートホールンだ!

 乗り換え待ちで付近を少々散策しているうちにバスが到着、これに乗ればようやくめざすヒートホールンだ。女性二人組のおかげで、あと30分でなんとか目的地にたどりつけそうだ。

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ヒートホールンのバス停、完全に村の停留所だ

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観光用ボート乗り場 バス停のすぐそば

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この水路の奥に茅葺きの村がある

 予定を大幅に遅れて到着したため、どうしたものかと考えていると、女性二人組からありがたい申し出が。「時間もあまりないことだし、ボートをシェアしませんか?」という。まさに「渡りに舟」。小生が船頭をつとめることで、4人でボートに乗った。

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なんだか懐かしいような建物

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水路にはちゃんと「交通標識」がある holland3-011.jpg

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あちこちに水鳥の姿も

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とても立派な家が多い

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お店やB&Bなども多そうだ

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何の看板だろう??

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自転車や徒歩で回っている観光客も多い

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犬がお出迎え

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風車小屋をイメージした家? holland3-027.jpg
村を抜けると水路も広くなる、そして・・・

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大きな湖に出てしまった。非力な電動ボートで大丈夫かちょっとびびってしまった

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無事帰ってきました!

 所用時間約1時間、ボートの扱いにようやく慣れたところでツアー終了となった。思えば言葉も覚束ない小生たちがアクシデントにもかかわらずなんとかたどりつけたのも、ひとえにアジア系女性二人組のおかげ、大感謝だ!ツアーにはない旅の楽しさを満喫した「水郷の村」観光だった。

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帰りのバス停 各国からの観光客で、帰りの二両連結バスは満席となった

※旅情報
・アムステルダム方面からヒートホールンへ向かうのは、Steenwijk経由をおすすめする。Zwolleからのバス乗り換えは、ちょっと難しい。
・ヒートホールンのバス停はDominee Hylkewaegというらしいが、みんなが降りるのですぐわかる。
・電動ボートは1時間25ユーロくらい。初心者でもすぐに慣れるし、スピードが出ないので、他の舟とぶつかってもさほど危なくはない。借用にはパスポートが必要だ。

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オランダへ行ってみた!その2 ~「真珠の耳飾りの少女」に会いに~ [紀行系]

 本題とぜんぜん別の話で恐縮だが、どうしても今日書いておきたいことがあったので、少々お付き合いを。
 「『もり』の次は『かけ』では、まるでそば屋だ」・・・とはさるTVのコメンテーターの言だが、「森友・加計学園問題」が新たな展開になってきた。前文科事務次官の前川氏が、「総理のご意向」文書は「本物」との雑誌記事掲載、そして記者会見を行った。前川氏曰く 「あったものをなかったということはできない」「公正、公平であるべき行政のありかたが歪められた」・・・まことに簡潔かつ明瞭だ。

 これに対し矢面に立った官邸側がやったことといえば、今や自民党の機関紙であることがはっきりした「読売新聞」を使って、前川氏の風俗店への出入りというプライバシーを暴露したり、天下りの責任を取って次官を辞任した際の経緯に関して「立場にしがみついていた」など、よくアベ氏が嫌う「印象操作」のようなことばかりだ。

 国会で野党は前川氏の証人喚問を要求している。また前川氏もこれを受ける意向だ。政府自民党がなぜこれを拒むのか全く理解できない。疑惑とされているようなことがないのであれば、むしろ「はっきりさせる」恰好の機会ではないか。小生が思うに、大事なポイントはこの二つの問題が「法律的に問題ないか」ではなく、政治・行政が「公正・公平」に行われていたか、ということだ。野党には、最高権力者の政治・行政の私物化としか思えないこの問題の徹底追及を行ってほしい。そして、前川氏の勇気と気骨を讃えたい。ガンバレ、マエカワ!!

・・・ということで、オランダ紀行です。
 キューケンホフ公園からライデンに戻ったのが午後2時半、この時間ならまだデンハーグのマウリッツハイス美術館に間に合うのでは・・・ということで、足を延ばしてみた。

 今回ライデンを中心に歩き回るのに便利だったのが、オランダ版SUICAとでもいうべき「OV-CHIPKAART」だ。これは国内の国鉄、多くのバス、トラム、ときには船まで、たいがいの公共交通機関で利用できるというスグレモノだ。まあ、購入するのに7.5ユーロの手数料がかかることと、利用するのに「最低チャージ残高」の制限があることが難点ともいえるが、使っては圧倒的に便利なのでおすすめだ。

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OV-CHIPKAART(OVチップカード) チャージ式でほぼ何にでも乗れる

 マウリッツハイス美術館のあるデンハーグへはライデンから国鉄で30分ほど。国際司法裁判所がおかれていることで知られている。ライデンに比べるととても大きな町で、建物も「立派」で人も多い。

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黄色い電車はオランダ国鉄のInter City(急行)

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デンハーグの駅もえらくモダン、オランダの駅はどこもスゴイ!

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街角のお土産屋さん、木靴の陳列が見事!

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野外のカフェもとても賑やか

 デンハーグセントラル駅からにぎやかな街を抜けて、マウリッツハイス美術館までは徒歩15分ほど。歴史を感じる建築物だが、意外にコンパクトだ。

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美術館の建物は17世紀の建築

 館内に入ってみると、ここは小生が想像する美術館の形式ではなく、古典的な建築の各部屋の壁に「絵が飾ってある」というかたちだ。つまり、美しい建物の中にさりげなく架けてある絵が、いずれも300年~400年もの時を経た名品ばかりという、異色ともいえる美術館だ。

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レンブラント「テュルプ博士の解剖学講義」

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小生のお気に入り、この表情!

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フェルメール「デルフトの風景」

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 この美術館の目玉といえば、なんといってもフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」だろう。日本で行われる美術展だったら長蛇の列になるのかもしれないが、ここではごく自然に展示してあり、ゆっくりと鑑賞できる。小生は絵にはまったくの素人だが、暗色をバックに、鮮やかなターバンをつけて振り向いた姿勢の少女は、他の古典的なスタイルの絵の中で異彩を放っているように思えた。

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「あの少女」に会えた!

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静物画の作品も素晴らしい緻密さだ

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葉の上の水玉に注目!

 決して大きくはない美術館だが、素人でもここの収蔵品のレベルは素晴らしく高いことを感じる。また建物も内装も美しく、まさに「宝石箱」と言われていることが納得できる。

 マウリッツハイス美術館からひと足のところに広い公園があり、周辺はカフェで賑わっている。午前中のキューケンホフ公園から歩き続けでいささか疲れたので、ヨーロッパらしく屋外のカフェで一休みすることにした。

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市内の中心部にある公園 向こうには近代的な」建物

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カフェのシーザーサラダとクラブハウスサンド、地ビールが美味だった

 ここのカフェで事件がひとつ。ビールをやりながらのんびりしていると、いきなり何かがテーブルの上に落ちてきたと思ったら、サンドウィッチをひとつさらわれていた。カモメの仕業だ。考えてみたらここデンハーグは、さほど海から離れているわけではない。屋外のカフェはカモメにとっては格好の餌場なのかもしれない。さすがにそういつもあることではないらしく、カフェのおねえさんも唖然としていた。(続く)

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川と自転車がオランダの印象

※旅情報
OV-CHIPKAART(OVチップカールト)は、駅の切符売り場で買える。カード代7.5ユーロで、その場で好きな金額のチャージもしてくれる。使いはじめる場合は「Activation」(有効化)という手続きが必要だが、これも申し出れば窓口でしてくれる。
使用中は常にチャージ額の確認が必要だが、駅に黄色と青の機械(下の写真)があり、これで チャージと確認ができる。ちなみに、国鉄に乗る場合は20ユーロ、バスは4ユーロのチャージ額が必要なので要注意、小生も残高不足で改札が開かず、戸惑った。チャージにはVisaかMasterのカードが必要なので、必ず持参したい。
帰国時には購入時と同様に駅の窓口に行けば残金を返金してくれる。(但し残高が20ユーロ以内)カード代金は帰ってこないが、持っていれば5年間は再チャージして使えるらしい。
こう書くと結構複雑なようだが、一度使ってみればすぐわかるし、とても便利であることは間違いない。
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OV-CHIPKAARTのチャージ用端末、カードを押し当てれば残高確認もすぐできる

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「共謀罪」法案、衆議院通過!~おまかせ民主主義の危険性~ [時事雑感系]

 楽しい「オランダ紀行」を続けようと思っていたところだが、そうも言ってられなくなってきた。「共謀罪」法案が今日、本会議で可決、衆議院を通過した。政府・与党は6月18日までの今国会での成立を目指すという。委員会審議では到底満足な議論がなされたとは思えないにもかかわらず、「30時間を超えた」という理由で強行採決、本会議に向けての議院運営委員会でも委員長の職権で本会議開催を決めたらしい。明らかに数の力にものを言わせた強引な議会運営だ。「自民一強」「安倍一強」の奢りが見える。

 そもそも「共謀罪」法案については、各野党だけでなく、学者、法律家、文筆家、アーティストなど幅広い層の人々が反対の声を上げている。直近の世論調査でも8割近くが「説明が不十分」、「反対」が「賛成」を上回っている状況だ。加えて、ケナタッチ国連特別報告者からは「プライバシーや表現の自由を不当に制約する恐れがある」と記した書簡が総理に送られた。これに対して菅官房長官は「書簡の内容は不適切」として外務省を通じ抗議したらしい。国内だけでなく国際機関の声にも耳を貸さずに、なぜそれほど成立を急ぐのか。全くもって疑問だ。

 共謀罪の問題に関しては、保守的な立場の人々からの批判も出ている。漫画家の小林よしのり氏は法務委員会での参考人質疑で、「共謀罪の非常に危険なところは、ものを言う市民が萎縮し、民主主義が健全に成り立たなくなることだ。」と懸念を表明した。小生も全くそう思う。最近よく売れているという、ジョージ・オーウェル氏の「1984」という空想小説の世界を彷彿させる、全体主義の監視社会が現実のものになろうとは、当のオーウェル氏も「びっくり仰天」だろう。

  話は変わるが、昨年12月に採択された国連総会決議に基づいて、今年3月に第1回交渉が行われた核兵器禁止条約の草案が公表されたという。草案は前文で「核兵器使用の被害者、ヒバクシャの苦しみに留意する」としており、まさに唯一の被爆国である日本が交渉の先頭に立つべき場面であると思えるが、日本政府はこの国連決議に反対し、条約交渉への不参加を表明している。

 100カ国以上の参加で行われている交渉は、第2回が来月15日から3週間程行われ、7月上旬の閉幕までに核兵器を法的に禁止する初めての条約案が採択される見通しだという。画期的なことだ。核兵器の悲惨さを現実に体験している日本が足並みをそろえるべきなのは、どう見ても交渉に参加しない米国をはじめとする核兵器保有国の方ではないだろう。「核の傘」という前時代の遺物にいままた戻ろうという核保有国の身勝手が地球を救うことは決してない。

 実体が全くわからない「特定機密保護法」、憲法違反・立憲主義否定の「戦争法」(安保法制)、そして超監視社会をもたらしかねない今回の「共謀罪」だ。そして一方では、国際的にも日本の参加が求められている「核兵器禁止条約」への不参加だ。小生の感覚では、多くの国民が求めないことをごりごりと推し進め、多くが望むことにはそっぽを向いているように思えてならない。

 一体この政権は社会をどこに引っ張っていこうとしているのだろうか。そして、社会は「誰のもの」だと考えているのだろうか。「おまかせ民主主義」という言葉があるが、おまかせしてしまったことのツケは、必ず民にはね返ってくることを肝に銘じておかなければならない。


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オランダへ行ってみた!その1~チューリップの「聖地」? キューケンホフ公園~ [紀行系]

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 何年か前に連れが東京のオランダ大使館で「本場の」チューリップを見てきた。そのころから「オランダへ行ってみたい!」と盛んに言っていたが、小生は「まあいずれそのうちに・・・」などと気のない返事をしていたものだ。なにせオランダのチューリップは3月下旬頃から5月中旬くらいまでと、まさに期間限定で、なかなかチャンスがなかったが、今年はGW後半から少し時間がとれたので「なんとかまだ開花時期に間に合うだろう・・・」ということで行ってみることにした。

 成田からアムステルダムまでは約10時間、1年で7週間しか開園しないという「キューケンホフ公園」へのアクセスと、割と静かなところということで、宿泊先はスキポール空港から電車で30分ほどのライデンという町に決めた。

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ライデン駅、ものすごくモダンなデザイン

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ホテルは駅の正面、これは便利だった

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部屋の窓からは駅前バスターミナルと電車が見える。オランダは自転車が多い

 めざすキューケンホフ公園は、ライデン駅からバスで30分くらいだが、開園期間中、日中は大変な混雑になるようなので、朝一番のバスで向かうことにした。バス乗り場は目の前で、このホテルの選択は大正解だった。

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キューケンホフ公園の入口、もう開門待ちの行列ができている

 9時の開門を待って入場したが、この公園、なにしろ32ヘクタールの敷地に森があり、川が流れ、そこの700万株のチューリップが植わっているというのだから、まさに桁外れだ。ちょっとやそっとでは歩ききれるものではないが、趣向を凝らした植栽に、つい時を忘れて4時間以上も歩き続けてしまった。

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なんと黒いチューリップだ!

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園内の一角には風車があり、展望台になっている

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園内には八重桜も!Japan Garden だそうな

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圧倒的なボリューム!

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他の花も上手にあしらって、目を飽きさせない

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川の流れのように・・・

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森の木々と水とチューリップのハーモニーがすばらしい

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 お昼を食べることも忘れて歩き回ったが、あまりにも広大すぎて到底全部を回ることはむずかしい。それでもいちおう見どころは押さえられたようなので、切り上げることにした。しっかり歩いていささか疲れたが、圧倒的な花に囲まれて、Happyなオランダの観光第一日目だった。

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公園内の休憩スペースは来園者でぎっしり、国籍もさまざま

※旅情報
・キューケンホフ公園へはライデン駅からバスで30分くらい。チケットは「バス往復」と「公園入場料」込みの「コンビチケット(ひとり24ユーロ)が便利。インターネットで購入できる。
・利用したホテル ibisライデンセンター ツインルームで1部屋1泊12,000円くらい(朝食別15ユーロ)清潔で快適だが、湯わかしポットと冷蔵庫がないのが残念。

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政治のレベルは国民のレベル?~今村復興大臣辞任~ [時事雑感系]

 今村復興大臣が辞任した、「東日本大震災の被害は、まだ東北であっちの方だから良かった」というとんでも発言で、一斉に批判を浴びた結果だ。あきれた想像力のなさ、ひとの気持ちがわからないにも程がある。まあ発言自体は統計的には間違ってはいないかもしれないが、復興政策の責任者がこういう御仁とは、開いた口がふさがらない。さすがに身内に限りなく甘い安倍総理も、今回ばかりはかばえなかった。前回の「自己責任」発言のときにこの人物の中身は見えたのだから、なぜ手を打たなかったのか。任命責任を問われても仕方ないだろう。これまで部下ともいえる大臣の様々なお粗末のたびに「任命責任は私にある」と述べていたアベ総理、もうずいぶんたまっているツケをどう払うのか。そろそろ内閣総辞職ではないのかと思う。

 近頃話題になった閣僚と言えば、「一番のがんは学芸員」発言の山本地方創生大臣や、どうも「共謀罪」についての答弁が覚束ない金田法務大臣だ。また閣僚ではないが、中川政務官の「重婚」不倫騒動もついこの間のことだ。なぜこうも「おそまつ」なことばかりが続くのか。これでも内閣支持率は依然として50%を大きく超えているというのだから驚くべきことだ。

 不思議でならないのは、支持率ばかりではない。閣僚がこんな「ていたらく」だというのに、自民党内から「なんとかしなければ!」という声が上がっている様子があまり見えないことだ。「アベ一強」などと持ち上げられ、まわりを「オトモダチ」で固めている総理大臣に、もの申せる人も、反旗を翻す人もいないとしたら、巨大政党自民党は政党として重病だと思う。政治信条や信念をなくした政治家ばかりになってしまったら、政党はあの集団自殺伝説のあるレミングのようなものではないか。とてもじゃないが、安心して後についていくことはできない。

 少し前に「これでもか」と連日報道されていた「森友問題」も、その後の閣僚の暴言・失言・倫理問題ですっかり脇に押しやられてしまった。そうこうしているうちに、今は北朝鮮の核・ミサイル騒動でもちきりだ。内閣官房ホームページでは「弾道ミサイル落下時の行動について」というような情報提供を行っているようだが、徒に危機を煽っていはしないか。「危機を煽って結束を図る」のは、昔も今も変わらない統治手法のようで、安倍政権は特に熱心だが、その一方で危機をつくらない外交努力については、ひどく冷淡に見える。

 北朝鮮問題は、政権に不都合なできごとを煙に巻くには格好のネタに違いない。また疑いすぎかもしれないが、大手メディアの報道もまるでこれをバックアップするかのような姿勢だ。まあ、考えてみればメディアは「みんなが見てくれる」から熱心に報道するのだし、政治家の「ちょっとしたお粗末」などすぐにみんな忘れるものなのかもしれない。しかし忘れてはいけないのは、政治を通してこの国を動かすのは、小生たち「民」だということだ。

 よく「政治家のレベルは国民のレベルと比例する」などと言われるが、たしかに選挙の投票率など見ると、残念ながら「政治意識」という面では当たっているのかもしれない。先日大統領選挙があったフランスの投票率は約70%、他のヨーロッパ諸国も似たようなものらしい。オーストラリアに至っては90%以上だという。もっともこれは「棄権は罰則つき」だというが・・・。いずれにしても、だいたいいつも60%を切ってしまうこの国の現状は寂しい限りだ。いまの権力者は投票率など低い方がいいと思っているのかもしれないが、それ以前に民主主義がちゃんと機能するように条件整備することが大きな仕事ではないのか。閣僚の「おそまつ」まで国民のせいにされたのではたまったものではない。

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辛くて!安くて!満腹で!~富岡市 秀味軒~ [食べ物系(カツ丼・やきそば・辛いものなど)]

 結構辛いものが好きだった小生も、歳のせいかややマイルド好みに変わってきた。もう、一口食べるとアタマまで痺れるような麻婆豆腐や、辛いと言うより「痛い」ような激辛カレーなどは、ちょっと無理になった。それでも時には「ちょっとした刺激」がほしくなるのだが、都会と違って、辛さをウリにしているようなお店は田舎にはなかなかない。そんなときに重宝しているのが、以前「あんかけやきそば」で紹介した「秀味軒」だ。

 このお店、最近あちこちで見かける、大陸系のスタッフが多いお店の一つだが、メニュー豊富でお店は広く、値段はとってもリーズナブル・・・ということで、なかなか人気がある。小生にとっての欠点といえば、なにせ安いので、ついついセットメニューなど頼んでしまい、カロリーオーバーになってしまうことくらいだ。

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四川飯+担々麺セット 税抜き680円!!

 近頃の小生のお気に入りは、写真の「四川飯+担々麺」のセットだ。ご飯に卵焼きをかぶせ、その上にもやし入りの辛口青椒肉絲風のものが載っているのが四川飯、担々麺はおなじみのもので、見た目と違いほどほどの辛さだ。このメニュー、適度に辛く、ボリュームたっぷり、野菜もたっぷりで、おまけにドリンクまでついて税抜き680円!(ランチ時のみ)という安さなのだ。「こんなに安くしてくれなくても・・・」とも思うが、退職後収入が激減した小生にはうれしい限りだ。

 このお店の「ごはんもの+麺のセット」のすごいところは、12種類のごはんものと10種類の麺が組み合わせ自由なので、バリエーションは限りない。定食メニューもとても豊富なのだが、どんぶり好きの小生はもっぱらこっちの方だ。・・・とはいうものの、近頃は「たくさん食べる」習慣がすっかり薄れてきたので、ここのセットも「ごくたまに」なのだが・・・。

 ともあれ、「ちょっとした刺激」と「たまに満腹」が格安に味わえるランチスポットが職場のすぐ近くにあることはHappyだ。庶民の味方、秀味軒がんばれ!
 


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アベ政権の姿勢そのものだ!~ブチ切れ復興大臣の発言~ [時事雑感系]

 今村復興大臣の発言がたいそう物議をかもしている。記者会見で激高するのももっての他だが、自主避難について「自己責任」、あげくは「裁判でも何でもやればいい」ときては、もうこの御仁は一体何の仕事をしている人だっけ?と思ってしまう。被災者に寄り添う姿勢の微塵もない人物が、復興庁トップとはどうしたことか?ミスキャストも甚だしい。まあ、安倍内閣の配役ミスは今に始まった訳ではないが、今回のは相当わかりやすい。「稲田氏クラス」だ。
 
 さすがのご本人も騒ぎが大きくなって、謝罪したり、発言を撤回したりしているようだが、「意図するところと違った」などとまだ言い訳めいたことを言っていて、本気で謝っているとは思えない。そりゃそうだ、謝るくらいの気持ちがある人なら、はじめからあんな態度はとらないし、「自己責任」などという言葉がでてくることはないだろう。つい「本性と本音が出た」ということだろう。
 
 この問題でアベ首相は、「謝罪しているから辞任の必要はない」「”引き続き”被災者に”寄り添って(!)”取り組んでいただく」と、あくまでも肩を持つ姿勢のようだ。今回の大臣の発言がかたちばかりの謝罪程度で済まされると考えているのなら、あまりにも小生たちの感覚とはかけ離れている。

そもそも今回の避難指示解除や自主避難者に対する住宅無償提供打ち切りも、避難者の実情を無視した「前のめり」な決定との印象をぬぐえない。そういったことをあわせて考えると、今回の復興大臣のホンネはアベ政権の姿勢そのものが露わになったということだろう。不都合なコトには一刻も早く幕引きしたいという意図が見え見えだ。

今回の復興大臣の発言に対する怒りの声は、森友学園問題でのそれとはレベルが違う。それは、原発被災者への政権の冷淡な対応は、小生たちこの国に住む者すべてにいつ降りかかってくるかもしれない問題だからだ。震災、原発被災者の問題はこの国の民にとって「我が事」なのだが、どうも政権にはその感覚が欠如しているらしい。

今回のような内政の話題が出てくると、とてもいいタイミングで北朝鮮のミサイル発射があったりして、ともすれば肝心の話題が薄まってしまったりする。しかし今回の問題はぜひしつこく追求してほしい。何かにつけて「民より国」という姿勢が目立つ安倍政権の姿そのものだからだ。主権者が誰かを忘れているような指導者は、しっかり見張っていないと取り返しのつかないことになる。
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森友学園問題の流れが変わった!~「政治家のウソ」と「権力の影」~ [時事雑感系]

 昨日(3/16)昼食に立ち寄ったやきそば屋のご主人から、いきなり声をかけられた。「だんだん面白くなってきましたねえ・・・」何のことか?と思ってふと主人が見ていたテレビに目をやると、やっていたのは「森友学園問題」だった。この問題、連日新しい情報が出てきて、トップニュースで報道されている。来週には籠池元理事長の国会証人喚問が行われるらしいから、まだまだ目が離せない。

 ところでこの問題、最近になって風向きが少し変わってきたように思う。それは、国会での追及の矛先が稲田防衛大臣に向く中で、いくつもの「事実と異なる答弁」(=ウソ)がされたことで、「事件」の一番の「悪役」が籠池夫妻から、政治家の方に移ってきたように見えることだ。籠池夫妻はむしろ「裏切られた人」であって、ひたすら籠池氏との関係を隠そう、隠そうと必死な政治家の汚さに目線が移ってきたようだ。認可や土地取得の異常さもさることながら、そこに関わっている政治家の「人としてのありよう」が注目されるとしたら、これはこれで結構なことだ。

 まあ「ウソをついたことのない人はいない」と言ったら言い過ぎかもしれないが、たいていの人は時には小さなウソをつくことがあるだろう。それは大概、人間関係を壊さないためであったり、場の空気を悪くしないためであったり、言うなれば「よかれと思ってつくウソ」で、要するにものごとが円滑に回っていくための「方便」と言えるだろう。

 ところが、この問題では、自己保身のためとしか思えないウソが国会の場で再三にわたってつかれている。それも、こともあろうに閣僚からだ。いまさら憲法を持ち出すまでもないが、「国会は、国権の最高機関であって、国の唯一の立法機関」であり、そこに所属する国会議員が行う政は「国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使」するわけだから、その立場にあるもののふるまいや発言には自ずから重大な責任が伴うと思う。

 それが今回の騒動では、あろうことか自身が法律の専門家であるはずの「弁護士」である閣僚までが、平気で「記憶違い」というウソをついている。あまりにも国会を軽んじている話だ。まあ、人間だから記憶は時間とともに薄れるものだし、とくに小生などと違って多くの方々にお会いしたりする政治家であれば、すべての人物を覚えていることも難しいだろう。

 しかし今回の防衛大臣氏の「物忘れ」はどう見ても合点がいかない。古くから見知った人がこの大騒動の渦中いれば、普通ご自身の記憶は蘇ってくるだろう。もしそんなことも「思い出せない」のであるなら、この国の安全保障を担う立場にいていただくのはあまりにも不安だ。また、そういう人物をポストに据えた総理の「任命責任」も問われるべきだ。そういえばアベ氏も「会ったこともない」「もし関わりがあれば政治家をやめる」というような啖呵をきっていたが、こちらも「記憶違い」ということはないだろうか。

 「森友問題」は連日新しい話題続出で、ワイドショー的にはみんな興味深く見ているが、実はとてつもなく大きな問題をはらんでいると思う。というのは、今回の問題の構図は、これまでのいわゆる汚職事件とは全く違い、「権力の影」が引き起こした問題だと思えるからだ。おそらくいくら調べても、賄賂(金銭の授受)を伴うような口利きの事実などは出てこないのではないかと思う。

 そこにあるのは、権力者とそこにつながる人々の意向を汲んで、巧妙に法律の隙間を縫って行われた、大がかりな「便宜供与」なのではないか。もし官僚が忖度して、学園側に便宜をはかることで「何らかの利益」を期待したとしても、権力の中央にいる人々の違法性を追及することはできないだろう。「相手が勝手にやったこと」だからだ。

 しかしこの権力者の「犯罪ではない犯罪」に小生たちが審判を下すことはできる。それはいま権力の中央にいる人々がどんな人々で、何をしてきたのか、何をしようとしているのかをしっかり見極め、忘れないことだ。そしてそのことを「選挙」という国政参加の機会にちゃんと生かすことだ。

 今回の問題、小生は当初、小学校の認可取り消し~学校法人倒産と一部の官僚、大阪府関係者の処分くらいで幕引きされてしまうのではないかと思っていたが、想像以上に大きな関心を集め、メディアでも長期間にわたって取り上げられ続けている。この分ではまだしばらくは「幕引き」となる気配はなさそうだ。加えて、今回のこととよく似た事案も登場している。それは岡山市を本拠とする学校法人『加計学園』グループが運営する岡山理科大学の問題だ。

 この学校法人は愛媛県今治市に獣医学部を開校する予定で、すでに工事も進められているようだが、今治市はその学校用地として16ヘクタール、およそ36億円相当の市有地を無償で譲渡し、さらに校舎建設など施設整備費約192億円についても半額の96億円を公費から拠出するのだという。

 ずいぶん異例と思える「サービス」だが、問題はこの学校法人グループの理事長氏は、安倍首相が学生時代に米国留学したときのクラスメートで、いまもゴルフ仲間という、いわゆる昵懇の間柄なのだということだ。この学部の開設にあたっては、獣医師団体などの意向もあって、ほぼ半世紀も学部の新設がなかったものが、安倍内閣になってから「国家戦略特区」の特例が決まり、にわかに新設が認可されたのだという。

 このことも、「権力の影」が引き起こしたことなのか、どうなのか。なんともわからないが、小生には「なんだか同じにおいがする」ように思えてならない。あまり疑り深いのもよくないのかもしれないが、安倍氏の政権は「オトモダチ内閣」と言われてきたように、どうも権力を私物化しているように見える。各メディアにはぜひとも「森友問題」を一時の「お祭り」にしないで、権力中枢にいる人々の見張りをしっかり務めていただきたいと思う。

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